待ってこの話めちゃくちゃ好き。

全体的にコメディタッチで過剰なギャグ演出も見受けられるんだけど、それでも全体的にキャラの特徴を良く活かせてたしコミカルな会話劇や展開は見応え抜群だった。ガオレンジャーの25話を見てるような感じで笑わせていただきました。

前回までは重苦しい話が連続して続いていただけに、間にこういう箸休め的な話が入ったのは非常によろしい。やっぱこういう肩の力抜いた話の方が面白いんだよねハリケンジャーって。次回からはまた本筋っぽいしちょっとガッカリ。


話はもちろん今回の目玉は何といってもウェンディーヌだね。綺麗な姿を散々見せてくれたしこれはちょっと覚醒する人もいるんじゃないかな。


ってか今回の話以前に見たことあるんだよね。6年くらい前にカーレンジャーにハマってた時があったんだけど、その時にブルーレーサーの人が出てるってので見た記憶がある。まあ全く内容は覚えてなかったけどね。


・生き生きしてるキャラクター達

敵味方問わずみんな楽しそうに演技をしてたんだけど、これが見てて楽しいのよ。まあどっちかというとジャカンジャ側のキャラがマジで楽しそうにしてるんだけどね。いつになく緩くてほのぼのとした雰囲気だから気兼ねなく見れちゃう。


そうは言ってもハリケンジャーも負けてない。変装したウェンディーヌに惚れちゃう所とかは前回のカッコよさとのギャップもあって何だかなって感じだけど、まあまあ許容範囲かな。ってか以前にも誰かしらに惚れてた描写があったような気がしないでもないけど誰だっけな。ちょっと忘れちゃった。


そして久しく見てなかった完全変装忍者モードもお披露目してくれた。ああいう衣装を着て潜入捜査をするってのは忍者らしさを強く感じられたし、久しぶりにプロフェッショナル忍者の風格を感じられましたわ。

それも超忍法に頼るんじゃなくて道具を駆使して2階に登ったり抜け身の術で子供たちをかわしたりと「忍者らしさ」を感じ取れたのもポイント高い。こういうのは完全に演出側の判断で決まるんだろうけど、やっぱり生身でああいう忍者っぽいことをしてくれるのは良いね。彼らの出自を思い出させてくれる。


まあカッコよく潜入出来たと思ったら電流の扉にしびれちゃったりジャンケンで突入する人を決めたりと抜けきれない子供っぽさも健在であった。なんかやっぱりどう足掻いてもキリッとしたカッコ良い人間に成長しない気がしてきたわ。この緩さをハリケンジャーの長所として捉えなければならないのだろうか。


力仕事のバイトに勤しむ霞兄弟も相変わらずって感じだし、虫眼鏡を持った子供に「太陽は見ちゃダメだぞ」と優しく注意していたのがマジで良かった。これぞまさしくヒーローって感じだしね。

18話あたりのエピソードでもそうだったけど、彼らって基本的に子供に優しいんだよね。隠しきれない子供への愛情ってものを感じる場面があったからこそ、今回もああやって「子供に優しいお兄さん」の役割を全うしてくれたのは感動したわ。


そして問題のシュリケンジャー。橋本くんとして塾に潜入したのは良かったけれど、最後まで実力は振るわないままだった。なんかこの有能なのか無能なのかよく分かんない感じが彼の持ち味なのかもしれないと思ってしまった。


まあ味方側のキャラもみんな生き生きしてて楽しそうでした。


ってか前回の続きでラーメンを食い終わった場面から始まったのはなんか珍しい気がした。戦闘中で次回へ続くってパターンであれば地続きで場面が繋がってても不思議じゃないけど、ドラマパートがそのまま次回へ引き継がれるってのは戦隊であんまり見ない気がする。


・ワイワイジャカンジャ

前回マンマルバが死んで「アレ」の出現チャンスを失ってしまったのにもかかわらずめっちゃ緩い雰囲気だった。サタラクラなんて反省してんのかしてないのかよく分かんない感じだったし、ウェンディーヌの作戦にジタバタする幹部たちの図はかなり面白かった。

あれだけ口うるさく喋ってたサタラクラが謹慎中の看板を持ってたり途中からマスクをつけさせられてたり、全体的に笑わせに来てる演出が多かった。タウザントもなんだか優しくて、チュウズーボには厳しく接していたくせにサタラクラには軽くお仕置きする程度だった。


他の幹部から言わせれば相当怒ってるらしいけど、どうにもそんな風には見えなかった。マンマルバの復活っていう切り札もあるし多少は心の余裕があるのでしょうかね。うんきっとそうに違いない。


・ウェンディーヌ

今回の主役はウェンディーヌ!
フラビージョは可愛い系だけどウェンディーヌは正統派の美人って感じやね。最高です。

七海じゃなくて敵幹部が七変化をしちゃうってのは中々珍しいんじゃないかと思う。普段は厚化粧してるから顔の良さとかあんまり分からなかったんだけど、あれだけの変装をこなしても難なく似合うってのは素の顔がめちゃくちゃ美人である証左。どれもハイレベルの変装だったし最高でした。


変装一覧

・宇宙忍者フラビージョ
・巨大化フラビージョ
・テニスプレイヤー
・お医者さん
・塾講師
・スーパーの店員


七変化まではわずか足りなかった。畜生。
スーパーの店員可愛すぎてビビった。あんなのが働いてたら毎日通ちゃうわよまったくけしからん。


今回は彼女が指揮を執ることになったわけだけど、作戦の出来自体はそんなに良くないかな。子供を塾に勧誘するのも時間がかかるし一々親を説得してるから非効率的。それに子供を操れるようになったところでそれがどう地球を腐らせることに繋がるか分からないというバグも発生してる。

なんか地球を満喫したりハリケンジャー達へのヘイトを集めて憂さ晴らししたいだけのようにも思えた。まあ橋本君にぞっこんだったし真面目に作戦に取り組んでるわけではないよね。落第!


怒り狂うと巨大化しちゃうという謎の設定も明かされた。でもその実力は相当なもので惑星を一つ潰しちゃったらしい。旋風神を持ち上げたり華奢な体からは想像もつかないパワフルさを発揮していたけど、あのままいったら負けてたのかな。まあ間違いなく幹部って言われるだけの腕っぷしはあるね。


プロポーションもそうだけど演技が一々エロイ。めちゃくちゃ可愛かったしもう額縁に入れて飾っておきたい話だったと思います。


・ジュクキノコ

サーガインが作った傀儡。胞子を浴びせた人間を意のままに操る事が出来るようになる他、彼の繰り出す銃弾も結構な威力があるらしい。

美女二人組とかゴウライジャーの作戦を傀儡を作って手助けしたりとサーガインってめちゃくちゃ良い奴だよね。彼が中々謹慎に追い込まれないのって確実に他の幹部の作戦に貢献してるからだと思ったわ。


ウェンディーヌの場合は自身に惚れてる宇宙忍者とかいそうだしそういう人材を利用する手立てはなかったのかな。作戦の意図も見えにくいしちょっと無計画だったかもしれない。

でもまあ可愛いは正義。彼女の可愛さだけで満足な話でした。


前回
http://guma162.livedoor.blog/archives/23663747.html