グマのメンヘラ日記

当ブログの取り扱い説明書です。

読みたい記事や探してる記事がある場合はこのページを参照する事をオススメします。


【当ブログについて】

当ブログは主に特撮番組の感想文を書いてます。現行のライダー・戦隊・ウルトラマンはもちろん、YouTubeやAmazonプライムで配信されてる作品などについても見る度にぼちぼち書いてます。

まあ基本的には現行作品の感想を毎週書いて、それプラスYouTubeで配信されている作品を見て感想を書いてる感じですね。


特撮に限らずともアニメや映画やドラマの感想もたまーに書きます。それでも少ないですけどね。


加えてアーティストのアルバムレビューなんかもやってます。(最近は全然更新してませんが…)


後は気まぐれで適当なコラム・おふざけ・思想を語ったりしてます。「日記」「メンヘラ」カテゴリがこれに該当します。正直日記カテゴリとメンヘラカテゴリの違いが自分でも分かりません。

「メンヘラ」カテゴリでは、ポエムを書いたり、邦楽の歌詞を解説(解釈)してみたりしてますね。メンヘラの生態が分かるかもしれません。


【厳選記事】

これらの記事を読んでもらえば当ブログの作風が大体分かるかも知れません。雑で何の根拠もない思想を垂れ流し時にメンヘラになり時に作品に毒を吐く。そんなブログです。


仮面ライダーオーズ 47話 「赤いヒビと満足と映司の器」 感想

ウルトラマンネクサス 13話 「予知者ーイラストレーターー」 感想

ウルトラマンネクサス 31話 「鳥ーバードー」 感想

ウルトラマンタイガ 18話 「新しき世界のために」 感想

ガオレンジャー 5話 「山が動く!!」 感想

ガオレンジャー 33話 「少年が祈る。」 感想

仮面ライダーゼロワン 20話 「ソレが1000%のベストハウス」 感想

仮面ライダーフォーゼ 3話 「女・王・選・挙」 感想



第1回セックスを詩的に表現してみようグランプリ

メンヘラが人を好きになる理由

メンヘラがOfficial髭男dismの「Pretender」をぶっ叩く記事



メンヘラはSOPHIAの「マテリアル」を聴け!!


第2回メンヘラポエム発表会 「おもいでほろほろ」



【更新スケジュール】

基本毎日更新を心掛けてます。忙しい時は全く守れてませんがご愛嬌。だいたい18時〜19時の間にアップする事が多いです。一日に二回更新する日は12~13時の間にも一本アップします。

ここ一年くらいは現行のライダー、戦隊、ウルトラマンしかアップしてません。後は気まぐれで総括出したり日記書いたりって感じです。


現在の更新スケジュールはこんな感じです(随時変更)。

月……キングオージャー
火……
水……
木……
金……
土……ウルトラマンブレーザー
日……仮面ライダーガッチャード


【カテゴリ一覧】

タップ、もしくはクリックするとそのカテゴリの記事一覧に移動します。ぜひ。


・日記

・メンヘラ


・仮面ライダー

・クウガ(全話)

・龍騎(テレビスペシャルのみ)

・ドラゴンナイト(全話)

・W(毎週更新)

・オーズ(全話+総括)

・フォーゼ(全話+総括)

・ドライブ(全話+総括)

・ゴースト(全話)

・エグゼイド(毎週更新)

・ジオウ(30話〜最終回+総括、夏映画)

・ゼロワン(全話+総括)

・セイバー(全話+総括)

・リバイス(全話)

・ギーツ(全話+総括)

・ガッチャード(毎週更新)


・スーパー戦隊

・ライブマン(ミニ総括)

・ターボレンジャー(ミニ総括)

・ファイブマン(ミニ総括)

・ジュウレンジャー(ミニ総括)

・タイムレンジャー(全話+総括)

・ガオレンジャー(全話+総括)

・ハリケンジャー(全話+総括)

・アバレンジャー(全話+総括)

・デカレンジャー(全話+総括)

・マジレンジャー(全話+総括)

・ボウケンジャー(不定期更新)

・キョウリュウジャー(全話+総括)

・リュウソウジャー(4話〜最終回+総括)

・キラメイジャー(全話+総括)

・ゼンカイジャー(全話+総括)

・ドンブラザーズ(全話)

・キングオージャー(毎週更新)


・ウルトラマン

・初代マン(気まぐれ更新)

・80(全話)

・グレート(全話)

・コスモス(4話ずつ感想)


・ネクサス(全話+総括)

・マックス(全話)

・タイガ(全話+総括)

・Z(全話+総括)

・トリガー(全話+総括)

・デッカー(全話+総括)

・ブレーザー(毎週更新)


・ふたりはプリキュア(全話+総括)

・ふたりはプリキュアMax Heart(全話)

・フレッシュプリキュア(ミニ総括)

・ハートキャッチプリキュア(ミニ総括)

・スイートプリキュア(ミニ総括)

・スマイルプリキュア(ミニ総括)

・ドキドキプリキュア(ミニ総括)

・ハピネスチャージプリキュア(ミニ総括)

・Go!プリンセスプリキュア(ミニ総括)

・魔法つかいプリキュア(ミニ総括)

・キラキラプリキュアアラモード

・トロピカル~ジュプリキュア(全話+総括)

・デリシャスパーティプリキュア(全話+総括)

・ひろがるスカイプリキュア(6話ずつ感想)

・ゴジラ

・グリッドマン


・音楽

・GLAY
・L'Arc~en~Ciel
・B'z
・LUNA SEA
・パスピエ
・SOPHIA

・映画


・ドラマ

・ニッポンノワール(全話)


【作品の評価基準】

作品の総括記事にて「良作」やら「名作」やら評価を下すことがありますけど、その基準を明確にしたいと思います。


「名作」…文句の付けようがない素晴らしい作品。悪い所もあれどそれを上回る魅力でカバー出来ている作品。圧倒的な風格を誇っている。作品通して伝えたい事が明確であり、それを見事に描写しきっている作品。


「良作」…突出して良い所はあるし人によっては名作に位置づけられそうだけど、無視出来ない欠点や悪い所が隠しきれてない作品。テーマや主張がしっかりしていたりと、ポテンシャルは高い。


「佳作」…良くも悪くも小さくまとまってる。普通に面白いけどただそれだけ、みたいな「格」が足りない作品。エンタメとして面白いけど、テーマが浅かったり主張が無かったりする作品。


「凡作」…プラスマイナスゼロ。虚無。あんまり面白くない作品。人畜無害な作品か、あるいは極端に良い所と悪い所が相殺しあってる作品。


「惜作」…悪いところだらけで並みの作品以下だけど、辛うじて作品としての質は保っている作品。明らかに出来が悪いが駄作とまではいかなかったり目を見張る長所がある作品。人によっては駄作認定される。駄作の救済措置。


「駄作」…ゴミ。とにかく作品の悪い所が全面的に出まくりで良い所を潰してる。或いは、良い所が皆無。



【最後に】

緩く楽しんで頂けたら幸いです。読んでタメになる事もあるかもしれませんが、基本的には深く考えず適当に読んじゃってください。よろしくお願いいたします。

ウルトラマンの映画を見に行くのはタイガ以来、かなり久々でした。ウルトラマンの映画っていっつも上映館数が少なくてマイナーな映画館に行かないと見に行けないイメージがあったんだけど、今回のは普通の大手映画館で見る事が出来ました。

この3年くらいで映画館を増やしたのか、それともただ単に舞台挨拶付の回を見たからそういう所でやってくれたのか。どっちなんでしょうね。なんにせよ、ウルトラマンの勢いが増しているのを感じられたイベントでした。


内容的にはあくまでもスピンオフ的な感じで、本編とはあまり絡んでない単発エピソードとしての色が濃いストーリーでした。冒頭の10分で本編の流れを軽くまとめた総集編が流れるし、この映画だけを見てもそれなりに楽しめる作りになってたと思います。ってか最初の総集編長すぎて最初の印象はあまりよくなかったけどさ。

田口監督お得意の怪獣娯楽がメインで、ストーリーの厚みはそんなにないんだけど、それでも上質なエンタメ映画になってたと思います。本編とはそんなに絡んでないストーリーながら、本編を見ているとにやりとさせられる展開があってファンサも十分だし、あと単純に演出にキレがあるから普通に楽しめました。

頭空っぽにして見ていられる作品で、「こういうので良いんだよ」って感じだったね。上映時間もそんなに長くないし、見やすい作品ではありました。



・順当なストーリー

ストーリーはかなりシンプルでストレスフリーに展開する。厄介な怪獣が出てきてそれに対処するって定番の流れに、親子愛を軸としたサブストーリーが展開される感じでした。

まあストーリーに関してはそこまでメインではないし、必要最小限にまとめられてる感じで特にフックもなかったです。基本的に悪意で動いている人がほぼいないので(産業スパイくらいか)、順当にテンポよく話が進んでた。


いかにも危なげなマブセ博士は普通に良い人だった。妻を亡くしたからというう理由で不老不死になれる細胞、ダムドキシンの開発に着手。マッドサイエンティストなのかと思いきや、背景を考えるとまあ仕方ないよねってなる。

ダムノー星人から脅迫に対しても即座に対応して細胞を破棄しようとしてたし、非常に物分かりが良くひたすらいい人だった。息子想いで普通に大事にしてる上に、SKaRDに対する物腰も柔らかく、素直で誠実な人でしかない。もっとエゴ振りかざして状況を悪い方向に持っていくタイプのキャラだと思ってたから、そういう戦犯的行為を一切やらかしてないのが良い意味で意外だった。


息子のユウキも何考えてるか分かりやすい。お父さんにかまってほしいんだなってのが伝わるし、割と同情出来る背景があった。意外と聞き分けも良いしね。ダムノー星人のフリをしていたのも露骨過ぎる展開で正体なんか爆速で分かるし。

(でもまあダムノー星人の言動に関してはめっちゃ上手に作れてたと思う。「背伸びしたマセガキ感」を節々に感じる台詞回しで、子供っぽさをこれでもかと強調出来てたわ。メタ的に考えたら正体はユウキだろうなあ……と察する事も出来るんだけど、そういう事情を抜きにしても(台詞からだけでも)正体を推察出来るのはいい塩梅だったと思います。)


なんというか、ストーリーに満する謎やフック、ドラマ軸が序盤の内で早々に消化されるんだよね。「あれ、ここって意外と引っ張らないんだな」って思わされる展開がほとんどなので、ストーリーに関して特別面白いとかは感じなかった。

ユウキとお父さんの和解もあっさりしてるし、「まあ程々に丸く収まってるよね」以上の感想があまり出てこない。マブセ博士も普通に子供想いだし、心情が大きく変化する事もない。「仕事し過ぎてて子供との関係が冷え切っていたけど、今回の一件を経て仲を取り戻した」くらいの振れ幅があっても良かったんじゃないかなと思う。

同じく子供を持つゲントとマブセ博士の絡みも特別濃い訳ではないしね。子持ち主人公だからこそ言えた台詞とか言動ではあるけど、まあただそれだけって感じだしね。ブレーザーらしい題材ではあるけど、そこをドラマチックにしてる感じでもないのでまあ普通って感じです。


そうそう、第二子妊娠の所もちょっと伏線が分かりやす過ぎた感がある。ジュンがお母さんに対して「最近帰り遅いけど体調悪いの?」って聞いてたけど、ここはあんまりよくなかった気がする。

確かその時点ではお母さんがどこに行ってるかは知られていないはずなので(記憶違いならごめん)、「具合が悪いから帰りが遅い=病院に行っている」って風に繋がらないと思うんだよね。それなのにジュンが答えをフライングしてそんな台詞を言うもんだから、「あっ(察し)」ってなってしまった。

そこは別にバレる必要のない要素だから、なんならノー伏線でも良かった気がする。今作のストーリーは全体的に「収まるべき所に順当に収まっていく」っていうある種の捻りのなさがあるので、そこに期待するのはおすすめしない。


・楽しい演出

今作の魅力はどう足掻いても演出だね。怪獣娯楽を極めた作風ながら、それでも映画らしい派手さと楽しさがあるから非常に楽しめました。戦闘戦闘のオンパレードだから退屈しないし、危機をテンポよく乗り越えていくからサクサク見れて結構楽しい。


極上の怪獣エンタメを楽しめる感じだね。初っ端から等身大戦を挟みつつ攻防が繰り広げられるし、ミリタリー演出もお手の物。数少ないスーツを用いてあたかも「怪獣が大量発生してます」って風に見せる演出はとても上手だ。

ゴンギルガンとの戦いも良い感じ。ただ倒して終了ではなく、ユウキを助けないといけないっていうミッションを追加したのはドラマに盛り上がりを作れていたので良い感じだ。こういうサブミッションを挟みつつ怪獣と戦ってくれるので、戦闘が長い割にはあんまり中だるみはしてなかった。

それに今回何が良かったかって、SKaRDがかなり活躍してた事よね。本編だとイマイチ煮え切らない活躍も多かったけど、今回はバリバリ活躍してた。アースガロンも本編より強いし、ヤスノブは新装備を開発するしで、大盤振る舞いの活躍だった。ウルトラマンと防衛隊のパワーバランスがよく、ちゃんとかっこよく見せられていたと思います。


怪獣娯楽は安定の完成度なんだけど、今回特筆すべきはやっぱりギャグ演出だと思う。全体的にコミカルな演出が多くて、コメディ色が強いのが大きな特徴。さりげない演出で笑わせてくれる場面が多く、なんだか元気がもらえます。

「子供はすぐ大きくなるものです」って所は今作のハイライト。緊張と緩和を上手く使い分けていて、ドラマ演出家としての田口の強さを再認識させられる場面となりました。真面目なドラマも、ふざけ切ったコメディも得意なんだよね。次回のガッチャードも楽しみです。



という感じの作品でした。面白いってよりかは楽しい作品ではあるけど、非常に見やすくて明るい気分になれる作品である事は確かです。映画で見て欲しいですな。


・オマケ・舞台挨拶行ってきました編

舞台挨拶付の回を見に行ったので、生ゲントと生ヤスノブをお目にかける事が出来ました。ヤスノブに関しては関西出身なので、どんな話が飛び出してくるのか非常に楽しみにしておりました。

でもこの舞台挨拶は普通の舞台挨拶とは違って、役者の素を出す事はほとんどなくキャラになりきったままだったんだよね。キャラを崩さないままで話してるから、あんまりプライベート的な話はしてなかった。役者自身の話をするときは、「俺のそっくりさんが昔ここに来たことがあるらしい……」って感じで上手くぼかして話してました。

ヤスノブに関しては役も素も関西弁だし、何なら普通に関西出身って言ってたので、役と素の境界線が曖昧な感じだったけどね。ゲントとのやり取りもどこまで役になりきってるのか分からないくらいに自然体だったし、今回の舞台挨拶との親和性が良すぎたわ。


ゲントの変身を見たり一緒にSKaRD体操踊ったり、ここでしか出来ない体験を色々させていただきました。やっぱりこういうのはプレミア感があるので、特別で楽しい時間を過ごせましたな。周りは当たり前の様に子供が多かったし、純粋無垢に舞台挨拶を楽しんでいる姿を見るとこっちまで癒されてきます。


最後は二人からメッセージを貰ったんだけど、これがまた良い内容なのよ。二人とも同じような事を言ってたんだけど、普通に沁みる。

「親はいつ何時も子供の事を思っている。小さい内はまだその事に気付かないかもしれないけど、大人になった時に気付く瞬間がある。今回の作品に関しても、大人になった時に見返すとまた違った印象を抱くはず」的な内容。

親子関係を取り扱った映画だからこそ言えた内容だったし、親としての在り方を説いてくれたようでかなりグッと来た。子供だけでなくその親御さんとか大きいお友達に対しても刺さる様なメッセージなので、とても満足出来ました。


「親の心子知らず」かもしれないけど、それでも出来るだけ愛情を注いであげる事が大事なんだと改めて思いました。無償の愛を与え続ける事が、子供の”気付き”を促すのである……



(なんだこの締め)














相変わらず盤石の出来栄え。それで特別面白いって事はないけど、今はまだ楽しく見れてるね。中だるみしてきた時につまらなさを感じるのは一瞬なので、あの手この手で楽しませてほしい所であります。


真っすぐな未来

ストーリー展開は一切の捻りがなく、かなり順当にまとまってる。未来が何をしたいのか・大也の読みは当たっているのかって所はなんとなく察せられる所ではあるし、種明かしも意外性はない。「まあそうなるだろうな」って着地になってるけど、キャラの個性の見せ方としては上手なので満足度は高い。

常に一生懸命で真っすぐな未来の良さを見せる事に全集中していたけど、前回に引き続きかなり上手い事いってたね。子供の寄り添う優しさも、仕事に真面目に取り組む前向きさも、魅力的で爽やかな彼女の人柄を存分に見せてくれました。

良い意味で何も考えてない様な子だけど、その明るさが救いになってるね。3話ぶっ続けで未来のメイン回的な感じになってるのはかなり攻めた構成だけど、彼女が作品の顔となる存在なんだろう。作品の持つ明るさを牽引するキャラになる事でしょう。


まあ、この軽率さがいつか痛い目見る事になる気がするけどね。今回は怪人退治よりも運び屋としての仕事を優先してたけど、それは戦隊ヒーローとしてはかなりグレーだし。前回も「ハシリヤンを倒す為にブンブンジャーを作った訳じゃない」的な事を言っていたけど、今作にとって怪人退治はあまりメインではないって事なのかもしれない。

イマドキの作品らしく、ワークライフバランスを大事にしましょうねって事かもしれない。キラメイジャーもそうだったしね。そういう意味で言うと、真っ当にヒーローらしくあり続けたドンブラザーズは時代錯誤かもしれないけどやっぱり沁みるし、ヒーローじゃないとまで言い切った全力キングとかクソみたいな作品ははよ消えろ。ブンブンジャーは応援する。


・未来を信じる大也

大也は未来に何か思惑があって行動してると推察してたけど、実際は何も考えていませんでしたって種明かし。大也が過大に彼女を評価・期待していただけで、実際はそういう訳でもありませんでしたとさ。

ここの振る舞いもまた大物感がある。結果的に頓珍漢な推察をしてたし的外れな事を言っていたんだけど、そういう間違いもひっくるめて「おもしれー女。」で済ませるその器の大きさが痺れる。決して完璧超人ではない大也の間違いを描写しつつ、それでも結果的に大物感で打ち消す圧倒的強度がある。


射士郎と未来の関係に補足が入ったのも嬉しい所。やっぱりまだ彼女を信頼しきっている訳ではなく、今はまだ「未来を信じる大也を信じる」って所に落ち着いてました。前回の記事でそういうコメントしてくれてる人がいたけど、実際その通りになってました。

大也に対して並々ならぬ感情を抱いているけれど、もはや忠犬レベルに懐いてる感じすらある。そういうのを飛び越えて、個人的なスタンスとして未来と仲良くなる過程も楽しみであります。



ってかおばあちゃんに手鏡届けたくだり、あれ結局何も解決してないしドラマ的にそんなに面白くなってないんだけども。「手鏡が不格好で割れていたとしても、気持ちが大事だからノープロブレム」って台詞は正論だと思うけど、それを未来が届ける必要はあった?

「一人で渡す勇気がないから一緒に届けに行く」とか、「ちょっと手直しする」とか、そういう展開なら未来が運送する事に必然性があると思うんだけど。未来が一枚噛んだとて結局何も解決してないし、自己満にしかなってない。ただ世話を焼いただけで何の役にも立ってない気が……


なんか今作はオチとか一部展開に引っ掛かる部分があるんだよな。キャラクターの見せ方に関してはばっちりなんだけど、話の構成とかオチに関しては若干よどみがある。


・トケイグルマー

動いてるものになりふり構わず攻撃する怪人。能力には個性はなく、性格でキャラ付けしてる子だった。10時10分斬りなる技を披露してたけど、凄くタイムレンジャー味があります。ビートナイン系の技を思い出しました。

だるまさんがころんだの要領で繰り広げられる戦闘はかなりシュールで面白かったです。こういうわざとらしくないさりげない演出で笑わせてくれるのが理想だよね。中澤監督はこういうの得意だと思います。ドンブラザーズに残ってくれてたら結構いい仕事してくれてたと思うな。

変にテンション上げて発狂したり、キャラを崩しまくったり、幼児退行させたり、全力キングしたり、そういう”あざとさ”がないのが非常に見やすい。ありがとうございます。


前回
http://guma162.livedoor.blog/archives/36271970.html





グリオン役の人の奥さんって芳賀優里亜なんだね。知らなかった。
夫婦共演でキャッキャウフフする未来もあるかもしれません。

今回のガッチャードはそれなりに盛り上がってました。区切りの良い話だったので、全力で盛り上げようとしてる感じがありました。ストーリー展開はシンプル極めていたし、脳死で名場面を作れる話だったかなと思います。ここ最近のガッチャードだと一番楽しかったかもしれない。


・総力戦

グリオンの野望を阻止すべく、皆で一丸となって敵に立ち向かう。修学旅行編と似た様な筋書きではあるけど、今回は1クール近く続いてきた因縁の相手との決戦って事で盛り上がりや熱量はこちらの方が上だったのかなと。


ライダーはもちろん、非戦闘員の先輩たちにも見せ場が用意されていたのが須原数。先輩たちが単なる賑やかしで終わらないキャラになってるのが優秀だよね。ちゃんとスポットを当ててあげようっていう気概を感じるし、役者想いの番組だと思いました。クソほど役に立たないライダー部の人間は帰ってどうぞ……

宝太郎の背中を押す様に、皆が協力して戦う感じ。主人公の活躍を最優先しつつも、他のキャラもしっかり活躍するこのバランスが素敵だね。満を持して帰ってきたミナト先生も超ベタだけど興奮したし、王道の良さをじんわり感じました。


グリオンの野望も色々あれど、「とりあえずグリオンを倒せばOK」っていうシンプルな目的だったのも良いね。何も考えなくともやりたい事が分かるし、ゴールに向かって一直線なのであります。ケミーを助ける為っていう大前提も感情移入しやすいし、かなり分かりやすく整理された状況だったと思います。


まあ気になる所も結構あるけどね。まずスパナの「グリオンを倒して両親の仇を取るんだ」的な台詞は違和感しかなかった。そういう動機でウロボロス界まで来たの?復讐に美学はなかったんじゃないんですかね……

先輩達の「戦闘用錬金術も鍛えてたんだ!」って所は唐突だから全然説得力はなかった。錆丸が操られた一件を経てそういう心情に至ったのは当然だと思うんだけど、なんせ描写がなさ過ぎて唐突感しかない。


ミナト先生の吹っ切れもそんなに説得力があった訳ではなかった。鏡花にちょっと説得されただけであっさり戻ってきたし、「あ、そこそんなにあっさり済ませるんだ」って印象だった。これだったら25話で戻ってきても何らおかしくなかったし、わざわざ2話も寝かせた理由がない。

おそらく「グリオンとの最終決戦で復帰する」って展開は決まってたと思うし、そこに合わせただけだろうなと思った。盛り上がるタイミングで戻ってきた方がいいでしょ?以上の意味はなかった。この2話の間にミナト先生の心情を揺さぶりまくる出来事があった訳でもないし、話の都合でしかない。


・宝太郎VSグリオン

グリオンの目的が明らかになりました。魔界と扉を開いて世界を金一色に染め上げたかったようです。時が止まった世界をゆっくり鑑賞するのが趣味という結構変態度の高い趣味嗜好がありました。

扉を開くっていう目的自体はかなり序盤の方から示唆されていたし、グリオンも顔見せ後からかなり頑張って作品をリードしてくれた悪役だった。ただ今回明かされた目的はイマイチ反応に困る感じなんだよね。グリオンの掘り下げがあまりないから、何故そういう事をしたくなったのかがよく分からん。

錬金アカデミーの教師として色々活動していく中で金色への憧れが強まったのか何なのか、具体的な動機があんまりないからキャラクターとしての面白さはなかった。悪役としての風格や雰囲気はバツグンなだけに、キャラクターに魅力が乗っかってなかったのは痛い。


最期はウロボロスに連行されてしまいました。また再登場しそうな気がするけど、しばらくは大人しくしてる事でしょう。新しい敵幹部が楽しみです。


宝太郎はケミーを助ける為に奮闘してた。いつもだったらケミーに対して過保護気味に接してたけど、今回は「お前らの実力はそんなもんじゃないだろ!目を覚ませ!」的な突き放す感じのスタンスだったのが非常に新鮮。ケミーの可能性を信じているからこそ言えた事だと思うし、信頼を寄せているのがよく分かる台詞でした。

九堂とかスパナとかも過去のトラウマを乗り越えてきたし、同じようにケミーだって今の危機を乗り越えられるはず。そういう台詞が出てくると否が応でも説得力を感じるし、中々グッとくる展開でした。

なんやかんやでホッパー1がレベルXになってパワーアップ。結局ホッパー1が最優先やん……とは思うけど、戦闘では他のケミーの特性を存分に生かしていたので良い感じです。新フォームのお披露目に相応しい派手な戦闘だったと思います。


・その他

ラケシスは地上に残って鏡花のサポートか何かをしてたみたいです。完全に裏切り者ムーブかましてるので、錬金アカデミーに来るのも時間の問題かもしれません。


次回から新章突入らしいけど、その前に緩いギャグ回を挟むようです。本格始動は4月からって事でしょう。内容は待望の蓮華の話。里帰りって事は、大阪にでも行くんでしょうか。

で、監督は田口。東映特撮の監督をするのはキラメイジャー以来だね。こういう緩い話を撮らせたら天下一品なので、とっても期待してます。ついでに言うとロボットのケミー使って巨大戦撮ってくれたらなお喜びます。

ゲストは田口お気に入りのジャグラーの人。ドライブにも出てたんだよね。もう9年も前だけど。え、ドライブが9年前!?!?(現実から目を逸らし死亡)


にしても最近は過去一ブログへの熱量が低い。色々見てはいるんだけど、ブログを書いてやろうと思わなくなってるわ。この状況には流石に危機感持った方がいいって。流石に厳しいって……

って事なのでとりあえずブレーザー映画の感想書きます。田口監督万歳!

前回
http://guma162.livedoor.blog/archives/36271597.html
















[バンダイ] DXテンライナー
バンダイ(BANDAI)
2024-02-24

もうひたすらに見やすい。見やす過ぎて泣けてくる。やっぱり腕のある脚本家だと当たり前のことを当たり前に出来るから、安心感が段違いである。

2話はまだまだ助走中って感じだね。基本設定を小出しにしつつ、今後の布石もチラホラ置いていく感じ。風呂敷を広げながらも基本的には怪人との攻防や未来や射士郎の関係性などを要点絞って描いてくれていたから、盤石の出来栄えだったと思います。今後に期待を持てるパイロット版でした。


・未来と射士郎

浮ついた未来を認めまいと対立する射士郎。まあ実際に未来はあんまり考え無しに変身してブンブンジャーに加入したもんだから、射士郎がそう思うのも無理はない。視聴者自身も未来が戦い始めた動機にピンと来ていないので、そういう見方になるのは至極当然である。

今回未来の動機の弱さが補完される事はなかったんだけど、それでも彼女の誠実さや真っすぐさを見てメンバーとして認め始めるって流れは良かったと思う。戦い始めた動機がどうであれ、目の前の事に一生懸命になってる姿を見れば認めるに値すると思うしね。


大也は「最初から未来を認めていたから怪人の足止めを任せたんだろ」的な事を言っていたけど、ここはなんか違う気がした。初めから認めていたならわざわざ対立する理由もないし、話の流れで徐々に認めていったって展開の方がしっくりくる。射士郎がツンデレ的に上記の発言を否定したのではなく、割と本心で言ってる様に見えた。

ここから徐々にデコボココンビを形成して信頼関係を作っていけばいいと思うんだけど、「最初から未来を認めてました」って展開になったらかなり勿体ないと思う。関係性の変化にも期待したい所です。


・VSハシリヤン

怪人との攻防が話の7割を占めていただけに、絵面が派手でエンタメ性の強いエピソードだったと思う。個人的には間にドラマパート挟んでくれた方がメリハリついて好きだけど、まあちびっこ的にはこっちの方が退屈しないでしょう。

ただ戦闘が長いとは言っても、見せ方に工夫があるから非常に楽しめる。等身大戦は武器とか必殺技のコンビネーションを見せれくれるから手数が多いし、ヒーローをかっこよく見せる事には長けていた(マスクのデザインはまだカッコいいと思えないけど!)。

車の活用方法も丁寧だったし、巨大ロボに合体する前の個々のロボの個性をしっかりと生かそうとする工夫が見られたのはgood。怪人を採石場に運んだやつね。話の流れからして違和感のない販促だったし、結構ワクワクする見せ方でした。

ロボ戦やその前のカーチェイスも良い感じ。ロボ戦なんかは派手にミニチュア特撮してくれてたので、それだけでお腹いっぱいです。


ただ、「怪人退治と運び屋、どっちを優先しよう?」って話題は一切生きてなかったな。何の制約もなく敵を倒して余裕で間に合ってたし、フックになってなかったです。


特撮的な見せ方の上手さもさることながら、各キャラの個性の見せ方も上手だった。

金持ちでダイナミックに立ち回りつつ、メンバーの長所をしっかり見極めて信頼を寄せる大也。基本的に彼の思い通りに事が運びまくるんだけど、そうなるのも納得の風格があります。マンセーされる事になっても、あんまり嫌な気はしないかもね。
今の所は完璧な所しかない超人だけど、彼のキャラが崩れる瞬間が楽しみです。

情報屋として冷静に分析して最適な行動を取る射士郎。戦隊ブルーらしいクールさがあるし、中々プロフェッショナルでかっこよかったです。「サイクロン掃除機か……」って台詞、普通にギャグとして秀逸だったからそこが伏線になっていようとは思わなくて一本取られました。普通に上手い。

未来は一生懸命戦ってました。こういう元気いっぱいで良い意味で何も考えてなさそうな性格は割と見てて楽しいと思います。彼女はメンバーに加入したてでまだ何も知らないからこそ、視聴者目線になって物事を見れる所があるよね。彼女の目線で物語を楽しめるというか。

調達屋もいい仕事してました。態度や振る舞いが個性的だから短い出番ながら印象に残ったし、仕事出来る人って感じです。大也の金持ちっぷりを強調する事に成功してるし今後が楽しみなキャラですな。


各キャラの個性をしっかりと見せつつ、それらの連携で事件解決に持っていくストーリー展開。パイロット版としては申し訳ない展開だったと思います。詳しい掘り下げは今後するとして、掴みとしてはもうばっちりでございます。


・今後の布石

ブンブンは地球に落ちてきた宇宙人らしい。ブンドルって名前はなんか物騒だし、元ハシリヤンかと思った。
にしてもカレー作ってたのは可愛いね。家事も出来ちゃうとは、アーサーもビックリです。ってかアーサーと声違い過ぎない?

大也とブンブンがブンブンジャーとしてハシリヤンと戦ってるのは、二人の夢を叶える為らしい。地球を救うのはあんまりメインじゃなく、その先の目的があるっぽいですね。全宇宙をドライブしたい……とか?


射士郎は大也に救われたっぽい感じの過去があるみたいです。絶対的な忠誠を誓っているのもそこが理由でしょう。結構大きな出来事があったんだろうね。ゴーカイジャーのマーベラスとジョーの関係を思い出しましたわ。

未来は運び屋の仕事にやりがいを感じてました。人々を笑顔にしたい、それが彼女の本質的な行動原理なのかもしれません。良い子やね。


ってか次回も中澤監督なんやね。1~3話はぶっ続けで撮るって事でしょうか。次回までで番組の立ち上げ完了って感じ?

前回
http://guma162.livedoor.blog/archives/36271968.html








鳥山明が死んでから鬱っぽくなってワロタ。喪失感しかない。


・九堂風雅

前回の感想で書き忘れたのでここで書きます。
九堂風雅はヌルッと帰ってきたけど、なんか満を持して感があんまりないね。話の都合で帰ってきましたって感じなので、あんまり感動とかはない。

九堂とのやり取りも好きじゃない。何度でも言うけど、映画見てない人には通じないネタになってるのは嫌いです。本編だけを見ていると、「どこかしらでお父さんと一回再会してるんだな」って印象になってるので、念願かなって再会されてもあまりカタルシスはないというか。


ただ、「夢じゃないよね?」って台詞は上手い事言ったなと思った。これは映画での出来事を踏まえた上での台詞で、映画だと夢の中で再会してた事を指してる。でももし映画の事情を知らなかったとしても、「夢じゃないよね?」って台詞は「父親との再会を喜んでいる九堂の言葉」としてストレートに受け取れるから、全く違和感はない。

こういう「映画を見てる人にだけ伝わる小ネタ」程度の味付けになってるので良いんですよ。


そして今回は変身してレベルナンバーXのマルガムをフルボッコ。圧倒的強キャラ感があったのは良かったけど、グリオンの不意打ちであっさりやられちゃったのは残念。しかも初変身の興奮冷めやらぬ中で速攻で退場するもんだから、駆け足感強めであんまりショッキングじゃなかった。

ヌルッと最終決戦的な雰囲気になったし、徐々に盛り上がってる感があんまりないのが微妙だ。


次回は一応最終回レベルの盛り上がりになるそうだけど、尺が足りるかどうかが心配だな。グリオンと戦いつつミナト先生のドラマにもケリを付けないといけないし、どこまで描いてくれるんだろうか。ひょっとしたら今回は3話完結なのかも?と思ったりしたんだけど、そんな事もなさそうやね。

「楽しめなくはないけど薄味だよね」っていうガッチャードの王道展開になる方にベットします。


・いつも通りのラケシス

ラケシスは21話に引き続き感情大爆発でミナトと対峙してました。打倒グリオンのチャンスにありつけたと思ったのに、そこを無駄にした不甲斐ないミナトに激おこぷんぷん丸でした。で、組織から裏切り者扱いされて処刑されかけるなどイベント続きとなっておりました。

ここはかなり微妙だね。21話と全く同じ事思ってるけど、感情むき出しに出来るほどキャラ立ってないし唐突感しかない。本当だったら22話~25話の間で仲間との関係性と強調するとかミナトへの期待感を抱かせるとか、そういうラケシスの心情を掘り下げは必須だった。そういう積み重ねあってこその今回の立ち回りだと思うんだけども。

そう言うのがあってこそ、クロトーの苦い表情も生きてくるし、ミナトへの期待感やそこからくる失望もグッと来るわけでしょ。現状だとそういう積み重ねに乏しいので(決して積み重ねがない訳ではないのがもどかしい)、どうにもイマイチな出来になってる。


22話~25話でラケシスにほとんどスポットを当ててこなかった癖に(不穏な表情を浮かべる事はあったけどさ)、脚本家が長谷川にバトンタッチした瞬間に急に目立ち始めるのはまあ下手くそだよね。脚本家間の連携取れてなさ過ぎ。長谷川回だけでやりくりしちゃってるやん。

最近のガッチャードは割と縦軸の繋がりが強くなってるもんだから、こういう脚本家リレー形式は全然合ってないと思う。やるならもっと綿密に調整した方がいい。ラケシスとスパナの因縁もそうだけど、せっかく長谷川が作ったドラマ軸をろくに生かせてないのはダメだと思います。



前回
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俺達の7時半が帰ってきた―






















って感じです。眠い目こすりながら見てた頃の戦隊を思い出す様な、安心感しかない作劇で実家かと思いました。特に派手な事や変わったアプローチはないんだけど、なんせここ数作品が攻めた事をしていた分この王道のアプローチが逆に新鮮になってる。

特に前作は小難しい事をしたい欲だけが先行したゴミだったもんで、圧倒的に見やすくなっていてめちゃくちゃ落ち着きました。それでめっちゃ面白い訳ではないんだけど、居心地の良さは感じたな。こういうので良いんだよ、って感じで。1話に相応しい爽やかで嫌味のない開幕だったので好印象です。

ストーリーがどうこうってより、この戦隊ならではの雰囲気をバシバシ感じられる1話だったと思います。おかえりなさいませ、戦隊。って感じ。


・懐かしさ

王道戦隊が一周回って新しくなる時代、恐ろしくもあるけどまあたまにはこういうのも良いよね。

敵怪人が能力で一般人を襲う感じも、一般人がコミカルに被害に遭う感じも、それらをブンブンジャーが颯爽と退治する感じも、ロボ戦がしっかりある感じも、とてもとても懐かしい響きである。

一番感動したのは巨大戦かな。まさか合体シークエンスでアナログ特撮を見れるとは思わなかった。最近は合体バンクをCGで済ませる事が多くなってただけに、再びアナログで見れるとは思いませんでした。個人的に一番テンション上がった所です。

後普通に市街地戦やってくれたのも嬉しい所。異空間だったり、ファンタジー世界だったりしたもんだから、普通の市街地で戦うだけでも懐かしさがある。2年間もそんな調子だと、王道に恋焦がれるのは十分だったという事です。


ロボ戦も各ロボの個性を生かしてたし、なんなら合体前のカーチェイスもそれなりに派手にやってくれたもんで、特撮番組としての充実感があるね。ガッチャードもそうだけど、なんだかんだ言って絵面が楽しいのが特撮番組の強みだよなと思う。


後はサポートロボがいる所も好き。勝手にアーサー的なキャラを想像してたんだけど、全くそんな事はなかった。ただのサトシでした。良い具合に暑苦しいし、ニチアサにあった爽やかさだと思う。アーサーはいいぞ……


ストーリー的な厚みはそこまでないんだけど、とにかく絵が派手でインパクトはバッチリ。純粋にワクワク出来る様な、良い一話でした。


・キャラクター部門

レッドの大也は余裕で良いキャラだった。自信家で自分の仕事に誇りを持っていて、周りを振り回す強引さがありつつも基本的には冷静沈着でクールな感じ。この余裕のある振る舞いが非常にヒロイックでカッコイイ。成長系主人公ではなく、周りを引っ張っていくタイプの主人公だね。素敵。

強引な所もありつつ、未来のわがままをそっと聞き入れて余計な詮索をしない所もまあカッコよかった。さりげない気遣いが出来てるし、あまりにもイケメンである。ああいう周りを巻き込んで振り回す系の主人公ってともすればわがままで不快感にも繋がるんだけど、大也の場合は物分かりの良い印象も受けたのでかなり見やすいキャラになってた。


「自分のハンドルは自分で握れ」的なスタンスも掲げてたね。自分の人生は自分で切り開こう、っていう熱い主張を掲げているのかもしれない。ここが作品のメッセージだと勝手に睨んでおります。


単なるゲストかと思いきや変身まで果たした未来。この子は正直まだピンと来てない部分もあるな。

他人の言いなりになってた自分の殻を破り、自分が本当にしたい事を自覚するって流れは綺麗だし後味も良いんだけど、そもそも「未来が本当にしたい事」があんまり見えてこなかった。この辺は次回以降の掘り下げで何とかしてくれると思うけど、1話時点ではあんまりピンと来ない。

大也の言葉を受けていきなり変身を決意するのは過程飛ばしてる様に見えるし、どっからそういう動機が出てきたのかが分からん。「おばあちゃんの形見のドレスを取り返すんだ!」って動機なら分かるんだけど、今回はその辺の事情をあまり考慮せずいきなり戦おうとしてたしね。

変身後のテンションの高さを見るに、色々推察出来そうだけどね。「カッコいいものが好き」とか「本当は活発に行動したい」とか、そういう事情があるのかも。彼氏とかからは女の子らしさを求められてたけど、本当の私はもっと活発でいたいんだ!っていう反骨精神もあるのかも?

1話だけを見ると、変身までの過程に若干説得力が足りないかなと。まあ話が進むにつれて掘り下げも入ると思うし、長い目で見る事にします。


ブルーはよくいるクール系キャラって事で、特に印象はなし。


という感じの1話でした。非常に懐かしい響きの1話で、ワクワク感よりも安心感の方が強かったです。でもまあドラマ的な旨味も出してきそうな予感もあるので、期待値は下げず熱を保っておきます。一年間よろしくお願いします。











色々話は動いたけど、次回への橋渡し的な側面も強かったかな。ここで一旦情報を整理して、最終的な決着や盛り上がりは次回に託すって感じでしょう。

・若きセンセイの過ち

ミナト先生の過去が明らかになりました。
彼には実は宝太郎にそっくりな後輩がいたけれど、自身のせいで死んでしまったと思いこみ自分一人で抱え込む様な正確になってしまったという。先生はまだ本音を100%で語ってないし、今回はまだ仲間にならなかったから、本格的なトラウマ払拭は次回以降に持ち越しって感じだね。


大物錬金術師を目指し、一般人と錬金術師の壁を取っ払おうとした後輩。彼の存在ってミナト先生にとって結構大きいもののはずだけど、宝太郎と接する中でそういう雰囲気を感じたかどうかは微妙な所である。宝太郎と後輩の姿を重ねているからこそ、宝太郎に対して割と甘かった……的な伏線もなかった気がするし。

そもそも今作の作劇的に、「型破りな宝太郎が周りに影響を与えていく」って感じの展開が基本なんだよね。九堂もそうだし錆丸もそう。ミナト先生も例に漏れずそんな感じで、「錬金術師の掟を少しずつ破っていく」って風に考え方がシフトしてるんだよね。

宝太郎と出会ってからそういうスタンスになるのは理解出来るんだけど、実際の所10年前から型破りスタンスに寛容的だったのは微妙に繋がらない所がある。宝太郎と似た後輩を持ってたっていうキャラ設定は上手く昇華出来てなかった感がある。

ただまあミナト先生は未だ多くを語っていないので、次回の長谷川マジック(尻拭い)に大いに期待出来る所はある。「後輩の意思を継いでくれる生徒が現れて嬉しかった」とか、「そういう人に出会うために教師になった」とか、そういう補足説明があれば巻き返せると思います。



それとこの一件って、ミナト先生はあんまり悪くない様に見えるのが厳しい所。ミナト先生の心情的には「自分のせいで仲間が死んだ」と思い込んでしまうのも無理はないけど、客観的に見ればなんら間違った事はしてないっていうか……

裏切り者であるグリオンを拘束したのは正しい行動だと思うし、その事が後輩の死に直接的に繋がった訳じゃないしなあ。ミナト先生が何をしようと、遅かれ早かれ後輩は攻撃されてた様に思う。

ミナト先生に壮絶な過去が!って展開にしたいのは分かるし、外野にどう見えていようと彼が気に病むのは理解するけど、色々他責に出来るせいで「死ぬほど可哀想~」とはあんまりならなかった。


・先生を助けよう

生徒が先生を助ける為に熱い声掛けをする展開になってたけど、ここは正直そんなに感動しなかったかな。錆丸が闇落ちした時も思ったけど、関係性の構築がほどほどで終わってるせいであんまり胸打つものじゃなかった。

先生と生徒としてそれなりに仲良くしてるし、普通に信頼関係もあるんだけど、言ってしまえばただそれだけっていうか。プラスアルファの関係性がないっていうか、ミナト先生じゃなきゃ絶対ダメなんだ!っていう説得力には欠けたと思う。蓮華とかクソ浅い事しか言ってないしね。

こういう「可もなく不可もなく」を叩き出し続ける所にガッチャードっぽさを感じるわ。ミナト先生のメイン回とかが1話でもあれば、結構印象変わったと思うんだけどね。先生の事をもっと好きになれる様な、そういう話があればよかった。


ここの展開はダイレンジャーの終盤を思い出しました。道士がゴーマサイドに行っちゃって、ダイレンジャーの面々は道士に対する愛情をぶちまける展開。あれも「いや君達他の準レギュラーとばっか絡んでたくせに急に湿度高くなるやん……」と思ってイマイチ乗り切れなかったんだけど、今回それを久々に思い出しました。懐かしのダイレンジャー、大好きです。

・雑感

宝太郎とスチームライナーは信頼関係が出来ていたからこそ融合を果たせた、的な事を言ってました。ぶっちゃけここは余裕でダメだと思います。ホッパー1とばっかり絡んでる癖に、今更スチームライナーとの関係を持ち出されてもまるで説得力がない。幼少期に一緒に遊んでただけやん。

冷遇されがちな相方スチームライナーにスポットを当てるのは良い事だと思うんだけど、そこへの持っていき方が嘘臭い。


ミナトの後輩は九堂風雅を即座に信用してました。時系列的に九堂風雅は組織にとっての裏切り者になってたはずなので、後輩が素直に九堂風雅を信じてたのはご都合主義というか話の展開ありきやなーと。マルガムから助けてもらったとは言え、そんなにすぐに信用するん?ってのはかなり気になった所。

ただまあ公式サイトを読めば、「後輩は九堂風雅に憧れていた」って設定があるみたいなので、それを聞いたら普通に納得出来た。補完ありきなのは嫌いだけどさ。
個人的に違和感を覚えた所に関してそういう補完が入るって事は、自分の嗅覚が間違ってなかったって事でもあるしね。そこに関しては若干誇れると思います。


次回は長谷川田崎コンビの帰還。2クール目の締めに相応しい熱い話を待ってます。



余談。パラリゲもブレーザー映画も見てきたので、早く書かないといけないなとは思ってます。ただブログに割ける時間があまりないので、まだまだ先になるかもしれない……

この後はブンブンジャー見てきます。


前回
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小さな命が連なって、永遠の命に繋がっていく。っていうオチは説得力あるし普通に好きだった。


ダグデドは案の定小物化&弱体化しまくり。これまで散々悪さしてきた割に、倒した時のカタルシスは皆無とかいうカスみたいなオチでした。ヌルッと倒したせいで一切盛り上がらない。

王家の紋章を使って敵を倒すんだ!的な展開だったのに、そこが一切生かされてなかったのはビビった。命を刈り取る力とか役立ってた?ロボ燃えてる時とか、リタの冷却能力使えばよかったのに。

カメジム戦もアホ。ハーカバーカに連行するパワープレイをかましたせいで、普通に倒せてないし爽快感皆無。そこはラクレスにサクッと斬らせておけよ……。ってか前回ハーカバーカの扉閉じてなかった?


前回
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半分総集編でした。お隣の戦隊が最終回の時に総集編を挟むのは配慮が感じられて良いと思います。まあこの辺も白倉一派の手法をまんまコピってるだけなので、新鮮さはないね。

湊君の一番気に食わない所は、他人の模倣ばかりでオリジナリティを感じられない所です。事あるごとに白倉の顔がちらつきます。模倣しまくってんのを公式サイトでわざわざ言いまくるのも、なんだか節操がなくてこだわりを感じない次第です。次回作に期待?


・総集編

タイミング的にはちょうど折り返しって事で、総集編を挟むにしても良い機会だったのかなと思います。こうして見ると、宝太郎の演技もわずかばかり向上している様に思う。劇的に変わった気もしないけど、まあ少しずつ良くなってきていると思う。頑張って欲しいです。


今回やたらと禁術について触れられてたけど、今後の展開の前振りとしては上手く機能してたと思います。若干話の都合を感じなくもないけど、「ああ、そんなのあったなあ」と思わせるには十分でした。

まあ、錬金術関連の設定ってかなりごちゃごちゃしててよく分かんないけどね。多分設定的には色々考えてるんだろうけど、それを視聴者向けに分かりやすく説明する機会がないせいで置いてけぼり感が否めない。多重錬成とか再錬成とか、なんとなくの雰囲気でしか分かんないしね。制作陣の脳内だけで盛り上がってる感じ。セイバー味がある。

まあそういう細かい所が分からなくても、なんとなくの雰囲気や絵面の分かりやすさで楽しめるのが今作の良い所だと思う。細かい設定はあくまでもオマケというか、そこの説明に尺を割くつもりはないんだろうね。


・テンライナー

宝太郎の相棒と言えばホッパー1だから、スチームライナーはいっつも損しがちな印象がある。同じく重要なケミーなはずだけど、どうしても関係性の深さで言うとホッパー1に負けちゃうからね。ビルドで言う所のタンク的な扱いを受けている次第である。

だけど今回はそんなスチームライナーにもスポットを当ててくれたし、こういうバランスはお見事だと思う。ちゃんとスチームライナーにも宝太郎を大事に思う気持ちがあるし、今回はちゃんとそこを汲み取ってくれてる。ホッパー1一強時代に待ったをかけた良い展開だったと思います。


再錬成してレベルアップしたのはよく分かんなかったけどね。あのカードを使ってXガッチャリバーで変身するんじゃダメだったのかしら。仕組みにピンと来てない。

人とケミーの融合って所が肝なのかもしれない。何やら一線を越えた禁術を使ってる感じがするけど、そのせいでいつもと違った仕組みで変身する事になったんだろうか。っていうか宝太郎は大丈夫なん?最終的にケミーになったりする?俺が人とケミーの懸け橋になるんだ、って感じのオチでしょうか。


力を授けたのは次回予告を見る感じだと九堂風雅だね。割とあっさり帰ってきた感じだけど、何か裏があるのかもしれない。

・雑感

九堂は以前の様な真面目で掟を重んじるキャラになってました。19話で一皮剥けたのがなかった事になってそうな雰囲気すら感じたけど。一皮剝けたけど、それはそれとして組織の掟は守らないといけないよね、的なスタンス?でもそれだと成長や変化が分かりにくいし、線引きがイマイチピンと来ないけどね。うーん。


ミナト先生は実は良い奴なんだ、ってのが周囲から色々語られました。本人が何かを語る訳ではく、周囲の評判や先生自身の演技・表情だけでこういう種明かしをするのはかなり自然で素敵だと思う。

「実はこういう可哀想な事情があるんです!」ってわざとらしい説明台詞で済ませるのではなく、あくまでも本人は何も核心に触れる事はないっていうバランス。昨今のニチアサらしからぬ自然さであります。


新しいドレッドは普通にカッコイイ。マスクの左半分は従来のドレッドっぽさが残ってるんだけど、反対側(右側)のマスクは全く新しい印象になってるっていうデザインの面白さも〇。


公式サイト曰く、「総集編は見なくてもいいや、と思われがちだから、販促イベント入れて見所のある話にした」との事。正直この辺の感覚はあんまり理解出来ないんだけど、今の視聴者ってそういう見方をしてるのかしら。

そりゃ今のウルトラマンみたいに本編とは無関係な総集編を入れてこられるとそれは流石に見ないけど、本編の話数にカウントされてる時点で飛ばすって選択肢は一切ないんだけどな。例え総集編でも、話数にナンバリングされてる時点で見るしかなくない?

この辺って今のたいむぱふぉーまんす(爆)を重視する視聴者ならではの姿勢になるんかなあ。特撮の総集編って結構凝ったものも多いし、あんまり苦痛に思った事はないかな。キングオージャーですら面白かったんだし。アニメの総集編となると、またちょっと趣が異なるのかもしれない。アニメは見ないので分かりません。


面白かった総集編って何だろう……と思い返すと、個人的にはデカレンジャー45話がかなり傑作だと思う。総集編要素も入れつつ、単発エピソードとして十分楽しめる良作ですわ。これは是非見た方がいい。

今ちょうどyoutubeで配信してるし、気になったらぜひ。






前回
http://guma162.livedoor.blog/archives/36093556.html











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